日記
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電車に乗って渋谷にでもいくかー、と思ったら月に着いた。
『【映】アムリア』という小説です。
メディアワークス文庫です。
すごいです。
冒頭の言葉どおりです。ひょっとしたら行き着いちゃった場所は、人によっては月どころではなく冥王星あたりまでぶっ飛んじゃうかもしれません。
青春小説ですよ。
ええ、そう本の装丁とかあらすじとか、そこから感じ取れることを信じて読み進めればいいんですよ。
月に着きますから。
ぐわんぐわんしてきますから。
大丈夫、麻薬じゃないよ?
本当だよ。
とにかく面白かったです。とくに後半はすごかったです。
うんうん、よかったよかった。
で、以下はネタバレです。
ネタバレというか本の内容ではなく構成についての考察です。
絶対に、本書を読む前には読まないでください。
読むなよ。
読むなったら。
読んじゃらめえええええ!
……ふう。
ではどうぞ。
人を安心させておいて、背後からズドンという手法は、こういうふうにやるんだなというお手本のような作品でした。
いや、もちろんこういう構成はやりつくされているんでしょうけど・・・・・・・
まず、山場をつくる。
そこでそれまで問題提起してきた問題を解決。
めでたしめでたし、エピローグ的なものもいれたしページ数も少ないしこのまま終わるのだろう。
そこにすかさず、背後からズドン。
ページ数なんだな、重要なのは。
残りのページ数。これはもう、このまま終わるだろうというページ数と、エピローグ的な描写。
そこにきて最後のどんでん返し。
ぐわんぐわん、きますね。
ただ、この構成の欠点は、物語が一冊で終わるということでしょうか。
最後にどんでん返しで終わり、余韻もなにもあったものではないので、その物語の続きが書けないといいますか・・・・・・
でもインパクトはすごいなー。
思わずやってみたくなるなー。
そんな力量はないけど。
そんなことしたらただのパクリだけれど。
いやー、勉強になりました。
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『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』
「信じられるか?
本の題名なんだぜ、これ。(上杉達也的なノリで)」
いやあ、もう衝動買いでしたね。
もう発想がすばらしいですね。
高校野球の女子マネージャーと、経営学のマネジメントを組み合わせるとか、やばいでしょう。
すごいっす。
で、イラストがね。
イラストが萌え萌え2次元美少女なんですよね。
「信じられるか?
この本の出版社、ダイヤモンド社なんだぜ?」
数々の自己啓発本をだしてきた会社がなぜにこんな組み合わせにOKをだしたのか。
すばらしいです。
ほんと、その心意気すばらしい限りです。
だって、固そうな本ばかり置いてある本棚で、異様でしたもん。
この本だけものの見事に浮いてましたもん。
即買いですね。
もう「やられた!」って感じですよね。
それでいて、この小説自体の出来もけっこういいんですよ。
真面目に野球やるんです。
青春小説なんです。
それでいて題名にあるとおりドラッカーが書いた『マネジメント』という本の内容を随所に引用しながら、経営学……というか組織作りと成果を得るための方法論? について書きまくるのです。
その比重がいい。
小説自体のストーリー性と、自己啓発本における知識の割合がすばらしいです。
いや、本当にこれ小説としても完成度高いんじゃないでしょうか。
感動あり、泣きありで、けっこう楽しめました。
あと、キャラクターですね。
というか、みなみちゃんですね。
思わずどうにかしてやりたくなりましたね。
ツリ目で勝気で肝心なところでうっかりで……ふう。
賢者乙。
なんというか、野球小説の可能性をかいま見た気がしました。
終わりです。
現在大好評放映中のアニメ「君に届け」は、すばらしい仕掛けをもった作品である。
この作品の原作は少女マンガということで、例にもれず物語の筋としてはありきたりなストーリーが展開されている。
そのあらすじを簡単に説明してしまえば、普段目立たない少女が、女性の理想像とでもいうべき男キャラクターと恋愛……のようなものを繰り広げるという、少女漫画の一昔前の王道をいく作品である。
上のあらすじを見る限りだと、どうにも目新しいものはないようにも思える。
しかし、冒頭で述べたとおり、この作品の裏にはおそるべき仕掛けが潜んでいるのだ。
この作品を見た視聴者・読者のうちには、拒否反応をおこす人も多いかもしれない。
主人公の性格があまりにも現実離れしているからだ。
といっても、エキセントリックという意味で現実離れしているわけではない。
綺麗なのだ。
心がありえないほどに綺麗過ぎるのである。
そこにどうにも違和感のようなものを覚えるかもしれない。
そこに仕掛けがあるのである。
仕掛けだ。
その仕掛けの名前は黒沼爽子という。
「君に届け」の主人公だ。
彼女は、明らかにこれはイジメだろうと思えるような場面に遭遇しても、まったくといっていいほどネガティブにならない。
それどころか、前向きに、そのイジメをいい方向へと解釈する。
その心理描写もごく自然なのだ。
まったく無理をしているという印象を視聴者には与えない。
アニメ作品で、この主人公の声をあてているのが能登麻美子であるというのも、それに一役かっているだろう。
あまりにも綺麗すぎる主人公―――黒沼爽子の性格。
ここに、「君に届け」の仕掛けが隠されている。
私は、この爽子の雪解け水のような清純で清廉で爽やか人柄を見るにつけ、ある作品を思い出さざるをえなかった。
それは言わずもがなのドスちゃんの小説「白痴」である。
白痴の主人公はムイシュキン公爵であり、彼もまたベクトルは違うにせよ、爽子と同じような穢れをしらない無垢なキャラクターである。
そして、白痴という作品は、このムイシュキン公爵の常軌を逸した無垢さを目の当たりにした周囲の人間が、己のエゴを彼の中に見、大騒ぎをおこすという筋書きである。
いうなれば、ムイシュキン公爵は、作中で鏡の役割をしているのだ。
ムイシュキン公爵はその無垢さゆえ、周囲の人間に対して自分自身の醜さを見させてしまう鏡としての役割を担っている。
彼を見た人間は戸惑い、疑心暗鬼になり、彼のその態度には何か裏があるのではないかと思い、しかしそれでいて、その猜疑心は自分自身の醜さをあらわす証拠となって跳ね返ってくるという、鏡としての役割をムイシュキン公爵はになっているのだ。
話を元に戻そう。
問題は「君に届け」だ。
単刀直入にいえば、黒沼爽子もまた、ムイシュキン公爵と同じ意図をもって配置されたキャラクターなのである。
その常軌を逸した穢れをしらない人柄は、彼女を見た人間に対して言いようもない違和感のようなものを感じる。
その違和感こそが醜さなのだ。
爽子の中になにかしらの居心地の悪さを覚えるというのが、すなわち視聴者・読者の内面の醜さを反射的に映し出す、爽子というキャラが生み出す仕掛けなのである。
しかも、これはムイシュキン公爵よりも高度な仕掛けといわざるをえない。
なぜならば、ムイシュキン公爵が担っていたのは作中に登場するキャラクターの鏡としての役割なのに対して、爽子のは作品を超えたところにある読者・視聴者に対する鏡としての役割だからだ。
ここに、高度な仕掛けがある。
ここにあるのは、視聴者の内面をえぐりだすところの巧妙な仕掛けだ。
―――そのような仕掛けなどない。現に自分は爽子を見てもなにも違和感を覚えない。爽子はいい子じゃないか―――
言い訳しても無駄である。
彼女を見ていれば、違和感は必ずどこかしらに沸いてくるものだ。
自分の感じたものを客観的に見ていれば、作品のどこかしらに違和感というものは必ずある。
それが貴方の醜さだ。
貴方の醜悪な点だ。
我々がどうすることもできない吐き気をもよおすような気持ち悪い部位だ。
それを黒沼爽子は浮き彫りにする。
黒沼爽子とは、それほどまでに恐ろしく、巧妙で、尋常ではない仕掛けを体現した登場人物である。
かようにして「君に届け」がただの恋愛物語ではないことは明白となった。
これから物語が続くうちに、視聴者・読者は彼女の可愛さの前にキュンキュンしながら、その裏では自分自身の醜さを見せ付けられ悶絶し、頭を覆いたくなり、耳を塞ぎたいけれども能登ボイスの前にそんなことはできず、目をつぶりたくても作画がよすぎて画面から目をそらすことができるわけもなく、悶々と内省し、八つ当たりに爽子はとんだアバズレだと2chに書き込みをし、その自己嫌悪からさらなる醜さを突きつけられる……そんな凄惨な未来がまっていることだろう。
原作の作者ならびにアニメ会社は、現代社会の病理を暴き出すような、とんでもない作品を生み出してしまったのかもしれない。
今世紀早くも現れた歴史的大作に、これからも目がはなせない。
この漫画面白い!!
『乙嫁語り』
ちょっと面白すぎる。
つくりこまれた世界観というか、詳細に調べ上げた生活様式をもとにした嫁物語ということで、もう最高です。
すばらしいです。
アミルがやばいです。
可愛いです。
20歳ですけど。
12歳と20歳の夫婦という日本ではちょっとありえない組み合わせですけど。
中央アジアの世界観がもうさいこーでした。
作者は森薫先生ということで、
あの『エマ』を書いた人ということで、
もはやこれは名作になること間違いなしだと。
面白すぎると。
つまりはそういうわけで、
あー、面白い!
もうさっきから面白いしか言ってない。
あー、面白い!
『乙嫁語り』
ちょっと面白すぎる。
つくりこまれた世界観というか、詳細に調べ上げた生活様式をもとにした嫁物語ということで、もう最高です。
すばらしいです。
アミルがやばいです。
可愛いです。
20歳ですけど。
12歳と20歳の夫婦という日本ではちょっとありえない組み合わせですけど。
中央アジアの世界観がもうさいこーでした。
作者は森薫先生ということで、
あの『エマ』を書いた人ということで、
もはやこれは名作になること間違いなしだと。
面白すぎると。
つまりはそういうわけで、
あー、面白い!
もうさっきから面白いしか言ってない。
あー、面白い!
TYPE-MOON・・・・・・
もう、いい加減にしろ
頼むから・・・・・・
頼むから・・・・・・
新作の作業だけに専念してくれ!!
菌糸類さま・・・・・・
DDDはまだなのかああああああ!!
もう、いい加減にしろ
頼むから・・・・・・
頼むから・・・・・・
新作の作業だけに専念してくれ!!
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DDDはまだなのかああああああ!!