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なんだか近所の本屋に山盛りでおいてあったので読んでみました。

『夜は短し歩けよ乙女』

面白かったです。

どれくらい面白いかというと、なぜかこれを読み終わったあと、私の姿は本屋にあり、

なぜかこの作者さんのデビュー作である『太陽の塔』を買い、

それすらも読んでしまったくらいに面白かったです。

・・・・でも、ハードカバーはつらいよ。

高いよ。

でも面白いよ。

ええじゃないか。ええじゃないか。

それはさておき。

どうにもこの二作は完全な私小説ですね。

もうドス黒いまでの私小説です。

ぶっちゃけ、太陽の塔と夜は短し歩けよ乙女は、ほとんど同じネタをつかっていると思います。

ただし、調理方法が違うといいますか。

マスラオ分を抑え目にして、華やかな女子を前面に押し出したことが、「夜は短し歩けよ乙女」の成功になったのではないかと。

いや、自分的には太陽の塔もいいと思うんですけどね。

やっぱり、こういうのは一般受けしませんよね。

だって、ヒロインが最後のほうで数行しかでてこないとか、ありえんでしょう。

しかも主人公がストーカーとか、さらにありえんでしょう。

いや、夜は短しも主人公はストーカーですけどね。

生粋のストーカーですけどね。

最近、「生粋」という言葉が好きになりました。

それはさておき。

「夜は短し」の「御都合主義者はかく語りき」なんかとくに傑作だと思います。

ええ。

生粋の傑作です。

しかも、この「夜は短し」はうまいんですよね。

舞台は京都大学なのですが、それがいつの時代なのかわからんのです。

ラムネを飲むとか、織田作之助やらの名前がでるもんだから、明治とか昭和初期なのかなと思いきや。

メールが普通につかわれているのでこりゃあ現代だろと思ったり、

それでいて言葉づかいが確実に現代ではなく、古風な感じで。

なんか不思議な世界観なんですよね。

主人公とヒロインの名前が最後まで明らかにならなかったり、

夢と現実がごっちゃになったりと、

不思議な世界観なんですよね。

これを漫画とかでやれば、おそらくこの不思議な感覚はなくなってしまうと思うのです。

ですから、とにかくこの作品は活字で読むべきだと。

そう思いました。

まあ、なにはともあれ。

面白いです。

ぜひご一読をしやがればいいのではないでしょうか。

ということで、

終わりです。

なむなむ!
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無題
相互リンクありがとうございます。
神 長門 URL 2009/09/17(Thu)00:51:52 編集
無題
す、すみません。またしてもコメントを見逃していました……一度ならず二度、三度までも続けてとは謝っても誤りきれません。本当に申し訳ありませんでした。
今更になりますが、こんなサイトに相互リンクを申しこんでくださってありがとうございました。今後も、神長門さんの活躍を祈っています。
それでは。
ららら 2009/09/19(Sat)20:15:54 編集
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