日記
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冲方丁という作家の小説です。マルドゥック・スクランブルです。傑作です。冲方丁(うぶかた とう)という変わった名前で、というか私が紹介するまでもなく売れっ子作家なので知っている人は知っているのでしょうが、私は今まで知らなかったのでそんな感じでー
SF小説ということになってます、マルドゥックスクランブル。近代的な超科学で不思議な力でえんやほらなアレです。私は普通SFは読まないんですが(ハルヒはSFでいいんですかね?)このごろ、読む本、読む本に冲方丁という名前を見てたので、そこまでいうなら読んでやろうじゃないか!!(なにさま?)って感じで調べた結果マルドゥックに行き着いたという次第です。
最初はですね、「ふん、カジノシーンがすごいらしいが、しょせんはSFてきな超イカサマで乗り切るんだろう。そんなものはギャンブルの面白さをなにも分かってない証拠なんだ!!」とかわけワカメなことを考えていましたが、見事にやられてしまった感じです。
確かに超技術ですがね、ちゃんと「運」とかそれをふまえたうえでの「技術」とかをこれでもかと書き込んでいて、違和感どころかあれはもう完全なまでのギャンブル空間でした(ギャンブルなんてやったことないですが)
とにかく緊張感がすばらしかった。というか、アシュレイとのブラックジャックの勝負は、最後マジで鳥肌たちました。最高のエンターテイメントです。それでいて、その傑作場面のカジノシーンにほかの場面が食われてしまうということもなく、実に自然にカジノのシーンが組み込まれたということも、読んでてすごいなーと思ったところです。
出版社は早川文庫さんですねたしか。読んで損はないと思います。最高でした。
SF小説ということになってます、マルドゥックスクランブル。近代的な超科学で不思議な力でえんやほらなアレです。私は普通SFは読まないんですが(ハルヒはSFでいいんですかね?)このごろ、読む本、読む本に冲方丁という名前を見てたので、そこまでいうなら読んでやろうじゃないか!!(なにさま?)って感じで調べた結果マルドゥックに行き着いたという次第です。
最初はですね、「ふん、カジノシーンがすごいらしいが、しょせんはSFてきな超イカサマで乗り切るんだろう。そんなものはギャンブルの面白さをなにも分かってない証拠なんだ!!」とかわけワカメなことを考えていましたが、見事にやられてしまった感じです。
確かに超技術ですがね、ちゃんと「運」とかそれをふまえたうえでの「技術」とかをこれでもかと書き込んでいて、違和感どころかあれはもう完全なまでのギャンブル空間でした(ギャンブルなんてやったことないですが)
とにかく緊張感がすばらしかった。というか、アシュレイとのブラックジャックの勝負は、最後マジで鳥肌たちました。最高のエンターテイメントです。それでいて、その傑作場面のカジノシーンにほかの場面が食われてしまうということもなく、実に自然にカジノのシーンが組み込まれたということも、読んでてすごいなーと思ったところです。
出版社は早川文庫さんですねたしか。読んで損はないと思います。最高でした。
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えー、今さらなんですが、この人のアレンジはもはや神とかそういうレベルではなくて、実のところ私はアレンジなんていう技術を毛ほども認めていなくて、そんなものは独創的でもなんでもない小手先の技術だけでなんとかなっちゃうんじゃないの? とわけのわからないことを考えていました。
でも違いました。とんでもないです。原曲レイプといわれればそのとおりなんでしょうが、この曲にはこういう解釈もあるのかとズドーンていう感じです。
個人的には「翼をください」と「にんげんっていいな」の2曲がもはや……もはやという感じです。是非とも拝聴のほどを。
「空の教場」と言ってました。なにがって、映画館のチケット売りの人が「空の教場の上映館はあちらです」って言ってました。笑いをこらえるので必死でした。教場って……しかもカラ……なんだろう、あの人はどんなイメージを脳裏に浮かべながら「空の教場」とか言ってたのだろう。こう、ガランとした教室の一風景でも想像していたのかなと逆に想像してみます。
四章ですね。平日のど真ん中ですね。大学生万歳。はじめてこういうことをしてみてハラハラドキドキ。お前3年にもなって……と自分で自分を哀れんでいたのですが、まあいいでしょう、タマには。
感想としては、エンターテイメントだなーと、何よりもまず思ったりしました。とくに、最後の戦闘シーンは圧巻でした。パンフレットにもありましたが、王道、っていう感じで実に素晴らしいものがあったと、そう思います。
ただですね。ネタバレなんですが、最後の戦闘シーンにかぶさるようにして、いきなりコクトー君が歌いだしたのには少々面食らいました。口元を押さえました。いけない映画館で笑ってはいけないと、懸命に笑い声が喉をでていかないように気力を振り絞りました。英語の歌をですね、唐突に歌いだしたんですよコクトーくん。あれ、何か由縁があるんですかね? 正直、空の境界はそんなに読み込んでないので、正確なところはわかりませんが、とにかくいきなり英語の歌をアカペラで歌いだしたのはまいりました。もうちょっとやりようがあったのではないかなーと、気楽な観客としては批評してみたり。
しかしまいりましたね。まいってばかりですね。なにがって、まず式の長髪とかちょっと眩暈がしましたね。2章は見てないので、というか2章でも長髪はなかったのか分かりませんが、とにかくあれは反則です。いっそのことずっと長髪でいてくれたらなと思ってたらザックンバリンに切りやがりましたけどね式。やめろおお、とか内心で叫んだり。いや、そのシーン格好よかったので相殺ですが。
あとはトウコさんですね。漢字変換めんどいのでカタカナです。いい加減です。何がやばいって、あの谷間はないでしょしかし。よりいっそう特モリというか、むー、私としては昔のより今のほうが好きですね。とくにメガネなしモード――いわゆる外道トウコはすばらしい。あー、はやく魔法使いの夜でないかなっと。
で、パンフレットの中で、四章はコピー誌をつくるためのボーナストラック用に作成されたものらしくてですね、あの分量を短期間で仕上げたようなんですよね菌糸類サマは。なんなんでしょうねそれは。わけわかめです。昆布わかめ、とペンネームを戒名すべきです。まったく脱線しっぱなしですが、まだまだいきます、
4章見て思ってたのは、やはり心理描写っていうのは小説の専売特許なんだなということでした。漫画とかでもいいんですけどね。「声」が入ってしまうとやっぱりダメなんだと思います。声優さんの声が入ると、そこには間接物というか介在物がはいってしまって、一直線で読み手の胸のうちにはいってこない。はいってくるのはあくまでも「声」に裏打ちされているような情報が限定化された心情で、それではあまり心理描写の意味がない。読者に親近感がわいてこない。必要なのは読者に解釈をまかせることで。心理描写はなるべく情報量が少ないほうがいい。「声」によって方向付けがなされていないほうが、すんなりいく。胸のうちにおさまる。つまり、心理描写は心理描写として機能する。「声」が入ると、それはもはや心理描写ではなくセリフである。共感というものをそこから捻りだすのは難しいと―――なんかそういうことを思いました。
脱線汗腺新幹線といった感じですが、とにかく四章もすばらしかったと。5章が楽しみだと。それは何よりもまず思いますね。イエイ。
……でも5章のあの分量を映像にするのって、どれくらいの尺になるのだろうか。ちょっぴり不安で益々楽しみになりますね。
四章ですね。平日のど真ん中ですね。大学生万歳。はじめてこういうことをしてみてハラハラドキドキ。お前3年にもなって……と自分で自分を哀れんでいたのですが、まあいいでしょう、タマには。
感想としては、エンターテイメントだなーと、何よりもまず思ったりしました。とくに、最後の戦闘シーンは圧巻でした。パンフレットにもありましたが、王道、っていう感じで実に素晴らしいものがあったと、そう思います。
ただですね。ネタバレなんですが、最後の戦闘シーンにかぶさるようにして、いきなりコクトー君が歌いだしたのには少々面食らいました。口元を押さえました。いけない映画館で笑ってはいけないと、懸命に笑い声が喉をでていかないように気力を振り絞りました。英語の歌をですね、唐突に歌いだしたんですよコクトーくん。あれ、何か由縁があるんですかね? 正直、空の境界はそんなに読み込んでないので、正確なところはわかりませんが、とにかくいきなり英語の歌をアカペラで歌いだしたのはまいりました。もうちょっとやりようがあったのではないかなーと、気楽な観客としては批評してみたり。
しかしまいりましたね。まいってばかりですね。なにがって、まず式の長髪とかちょっと眩暈がしましたね。2章は見てないので、というか2章でも長髪はなかったのか分かりませんが、とにかくあれは反則です。いっそのことずっと長髪でいてくれたらなと思ってたらザックンバリンに切りやがりましたけどね式。やめろおお、とか内心で叫んだり。いや、そのシーン格好よかったので相殺ですが。
あとはトウコさんですね。漢字変換めんどいのでカタカナです。いい加減です。何がやばいって、あの谷間はないでしょしかし。よりいっそう特モリというか、むー、私としては昔のより今のほうが好きですね。とくにメガネなしモード――いわゆる外道トウコはすばらしい。あー、はやく魔法使いの夜でないかなっと。
で、パンフレットの中で、四章はコピー誌をつくるためのボーナストラック用に作成されたものらしくてですね、あの分量を短期間で仕上げたようなんですよね菌糸類サマは。なんなんでしょうねそれは。わけわかめです。昆布わかめ、とペンネームを戒名すべきです。まったく脱線しっぱなしですが、まだまだいきます、
4章見て思ってたのは、やはり心理描写っていうのは小説の専売特許なんだなということでした。漫画とかでもいいんですけどね。「声」が入ってしまうとやっぱりダメなんだと思います。声優さんの声が入ると、そこには間接物というか介在物がはいってしまって、一直線で読み手の胸のうちにはいってこない。はいってくるのはあくまでも「声」に裏打ちされているような情報が限定化された心情で、それではあまり心理描写の意味がない。読者に親近感がわいてこない。必要なのは読者に解釈をまかせることで。心理描写はなるべく情報量が少ないほうがいい。「声」によって方向付けがなされていないほうが、すんなりいく。胸のうちにおさまる。つまり、心理描写は心理描写として機能する。「声」が入ると、それはもはや心理描写ではなくセリフである。共感というものをそこから捻りだすのは難しいと―――なんかそういうことを思いました。
脱線汗腺新幹線といった感じですが、とにかく四章もすばらしかったと。5章が楽しみだと。それは何よりもまず思いますね。イエイ。
……でも5章のあの分量を映像にするのって、どれくらいの尺になるのだろうか。ちょっぴり不安で益々楽しみになりますね。
ローゼンメイデンを初めて見たとき、正直「はいはい人形人形人形!! 人形はロリコンの最終形態という位置づけでおkですか?」てきなノリで入ったのを今でも思い出します。
久しぶりに読み直してみて、やっぱりこれは面白いなと、そう率直に思いました。キャラがたってる。絵柄が素晴らしい。そしてなによりも『人形』だ。うん、これでしょうやっぱり。
ヤングジャンプでなにやら連載を開始しましたが、どうなるのでしょうねいったい。コミックスもヤンジャンのほうから復刻版みたいのがでてて……うーむ、元の連載元で仲たがいみたいのがあったのでしょうか。
久しぶりに読み直してみて、やっぱりこれは面白いなと、そう率直に思いました。キャラがたってる。絵柄が素晴らしい。そしてなによりも『人形』だ。うん、これでしょうやっぱり。
ヤングジャンプでなにやら連載を開始しましたが、どうなるのでしょうねいったい。コミックスもヤンジャンのほうから復刻版みたいのがでてて……うーむ、元の連載元で仲たがいみたいのがあったのでしょうか。
桜庭一樹です。直木賞作家です。ミーハーです。
いやでも受賞作であるあの本はちょっと私には読めないというか絶対に途中で脱落するので、興味のあるこっちを読んでみたんですが、もう完璧にドストレート、ど真ん中でありました。
赤朽葉家という名家を舞台にした物語なんですが、へんな名家物で、ぐちぐちとした姑関係を描いたようなものではありません。なんというか……一言で言えば、家族の絆の中にある孤独――みたいな?
いやでもまったく重くなくて、この作家さんライトノベルあがりらしんですが、そこらへんライトノベル特有の個性的な人物というかキャラが現実的な側面を残して登場しますので、普段はこんな系の本を読まないよという人も楽しめるのではないでしょうか。
なんといっても、中国地方を制覇するレディースの赤朽葉家の長女の名前が「毛鞠」ですし、次男の名前は「孤独」ですし、次女にいたっては「鞄」で、そこらへん、ライトな文化が根付いてていい感じでした。
ミステリー……ではないです。日本推理作家協会賞受賞作ということで、本格ミステリーなのかと思いきや、全然そういうことはなかったです。ホント、この本のメインは赤朽葉家という名家の中で繰り広げられるドタバタというか、その家の個性的な人物達にスポットをあてての物語ですから――逆にミステリ目的で買うと納得できないものがあるかもしれません。
これを読んでて思い出したのはスペイン文学だかなんだかで変なガルシアおっさんの書いた『百年の孤独』です。アレに近いです。さすがにそこまで変人揃いではないですが、赤朽葉のほうも変人がいっぱい出てきます。いや、変人しかいません――普通に見える人もどこか変です。おかしいです。頭くるってます。それが人間だ、ということかもしれませんが。テヘ☆
というわけで、自分的に久しぶりにページをめくる手が止まらなくなって、時間がいつの間にか経過するという経験をさせてもらいました。うん、面白かった。素晴らしかっただが。
いやでも受賞作であるあの本はちょっと私には読めないというか絶対に途中で脱落するので、興味のあるこっちを読んでみたんですが、もう完璧にドストレート、ど真ん中でありました。
赤朽葉家という名家を舞台にした物語なんですが、へんな名家物で、ぐちぐちとした姑関係を描いたようなものではありません。なんというか……一言で言えば、家族の絆の中にある孤独――みたいな?
いやでもまったく重くなくて、この作家さんライトノベルあがりらしんですが、そこらへんライトノベル特有の個性的な人物というかキャラが現実的な側面を残して登場しますので、普段はこんな系の本を読まないよという人も楽しめるのではないでしょうか。
なんといっても、中国地方を制覇するレディースの赤朽葉家の長女の名前が「毛鞠」ですし、次男の名前は「孤独」ですし、次女にいたっては「鞄」で、そこらへん、ライトな文化が根付いてていい感じでした。
ミステリー……ではないです。日本推理作家協会賞受賞作ということで、本格ミステリーなのかと思いきや、全然そういうことはなかったです。ホント、この本のメインは赤朽葉家という名家の中で繰り広げられるドタバタというか、その家の個性的な人物達にスポットをあてての物語ですから――逆にミステリ目的で買うと納得できないものがあるかもしれません。
これを読んでて思い出したのはスペイン文学だかなんだかで変なガルシアおっさんの書いた『百年の孤独』です。アレに近いです。さすがにそこまで変人揃いではないですが、赤朽葉のほうも変人がいっぱい出てきます。いや、変人しかいません――普通に見える人もどこか変です。おかしいです。頭くるってます。それが人間だ、ということかもしれませんが。テヘ☆
というわけで、自分的に久しぶりにページをめくる手が止まらなくなって、時間がいつの間にか経過するという経験をさせてもらいました。うん、面白かった。素晴らしかっただが。