日記
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ちょっとマジでこの「のべるげ!」がヤバい感じなのでもう一度ここでご紹介というか語らせてくださいお願いします。
とんでもないですわ、マジで。予想外ですわ。いや、確かに登場人物少なくて、予想できるといえばできるのですがそれでもそれをやるというのはすごすぎる覚悟が必要で、今まで愛してきたキャラをある意味どん底よりもヒドいところに落とし込むというのは・・・・・おそろしいかぎりです。
この「のべるげ!」の作者はルーツさんといって、ニコニコ動画では名の知れた実況動画のうp主なのですが、私がこういわなくても、大勢の人はもう知っているのではないでしょうか。
いや、私も最初は、実況動画とかあまり興味なかったんですよ。
「ふん。素人の喋りに時間を消費するほどヒマではないわ!! 一昨日きやがれ!!」
みたいな傲慢さでスルーしていたのですが、なんの因果かこの「のべるげ!」に出会い、今ではルーツさんの実況動画にはまりまくって中毒症状がでるほどですよ。
それでですね。こののべるげ!という作品は、他の実況動画とは一線を画していて、ご自分で制作したノベルゲームを自分で実況するという苦行を行っているのであります。
それだけでももう精神的キャパシティーははかりしれないものがあるのですが、それよりも何よりもすごいのは、この「のべるげ!」がとんでもなく面白いというか、予想外というか既成作品にはない要素を含みつつも王道をいくという、「え? つまりそれってオリジナルティあふれる名作なんじゃないの?」といった感じです。
前にもこの日記で書いたんですが、レバー先生の話が私は好きなんですね。で、「のべるげ!」もレバー先生以上の話はでてこないだろうと思っていたんですが・・・・・・今日更新されたPart12を見て、もう自分の中の衝動を抑え切れなくなってこうして打鍵しているわけです。
王道なんですよね。たしかに王道。しかし、何故こんなにも、今まで見たことがないような作品に見えるのか、非常に不思議でなりません。
ルーツさんの喋りが面白いというのもあるんでしょうが、それだけでは説明のつかない魅力が、この「のべるげ!」にはつまっているといっても過言ではないでしょう(なんだこの堅い文体)
ゲーム内の文章は、お世辞でも良いとはいえません。視点はすぐ跳ぶし、誤字脱字だらけだし、文章の基本がないといってしまえばそれまでです。
しかし、文章なんていうものは、所詮物語を語るうえでのツールでしかないわけですよ。小説という一つの表現であるならば、文章が壊滅であればもうダメなんでしょうが、それがノベルゲームであるならば、ある程度は許せてしまう。そして、それが逆にあじをだしているところもある。
なにより、語られる物語。一話一話の練られた起承転結。伏線を色々と仕込みながら、それを爆発させるという手腕のすごさ。これはもう才能としかいいようがないのではないでしょうか。
Part12のまま、このままいってしまうのか。はたして私はそこに疑問を感じるのですが、どうでしょうかね。もう一回くらいどんでん返しを用意していそうで怖い。そんなものがなくても、「のべるげ!」は名作ですが、ルーツさんの手腕をもってすればそれだって可能なのではないかと・・・・・・・・・いや~、続きが楽しみでなりません。
Part13はまだでしょうか・・・・・そして、これが最終回をむかえてしまったら、いったい私は何を楽しみに生きていけばいいんでしょうか。
永遠に続いてほしいけれども、ちゃんと結末を見たい。そうした相反した思いを感じられるという贅沢を感謝しながら、この日記を終わりたいと思います。
しかし、キャラをあそこまで落とし込むのはスゴイよな~。本当に、続きが楽しみです。
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僕の小規模な生活、という漫画がありますよね。
名作です。
と、いきなりにもいきなりな感じではじまりましたが、この漫画はモーニングで連載されている漫画でして、どういう漫画かというとエッセイ漫画でして、「え~、エッセイ~」「きも~い、エッセイを読めるのは小学生までだよね」とかなんとかそんなわけないです。
私はこの作者さんの僕の小規模な失敗が大好きでして、あの漫画を大好きとかいう発言をもって私の性格を完全に分析できるでしょう、うん。
なんというか、背景がこまかいんですよね。
もはや神経質すぎるというか、何かの強迫観念にでもかられているのではないかと思うほどに怒涛の書き込み具合でして、背景書きすぎだろこれでして。
いや、めちゃくちゃうまい、という感じの絵ではなくて、デフォルメがきいているというか、いってしまえば一昔前の漫画で、手塚漫画的な絵柄なんですよね。
これがまたいい味をだしていて、私は好きなんですよ。
それでですね。僕の小規模な失敗以後、いろいろこの人の書いた漫画を読んでみたんですが、例にもれず私の読む漫画はけっこうなマイナー漫画でして、売ってないんですよ、普通の書店には。
わけがわからない。こんな面白いのに置いてないなんて世の書店はバカなのだろうか、見る目がないのだろうか。小学生からやり直したほうがいいのではないだろうか。とかなんとか思うわけです。
しかしですね、なんか最近、近くの本屋に僕の小規模な生活が置いてあったので、私はこれからその本屋でだけ本を買おうと思います。
はい、それだけです。
なんか眠くなってきたので寝ます。おやすみなさい。
名作です。
と、いきなりにもいきなりな感じではじまりましたが、この漫画はモーニングで連載されている漫画でして、どういう漫画かというとエッセイ漫画でして、「え~、エッセイ~」「きも~い、エッセイを読めるのは小学生までだよね」とかなんとかそんなわけないです。
私はこの作者さんの僕の小規模な失敗が大好きでして、あの漫画を大好きとかいう発言をもって私の性格を完全に分析できるでしょう、うん。
なんというか、背景がこまかいんですよね。
もはや神経質すぎるというか、何かの強迫観念にでもかられているのではないかと思うほどに怒涛の書き込み具合でして、背景書きすぎだろこれでして。
いや、めちゃくちゃうまい、という感じの絵ではなくて、デフォルメがきいているというか、いってしまえば一昔前の漫画で、手塚漫画的な絵柄なんですよね。
これがまたいい味をだしていて、私は好きなんですよ。
それでですね。僕の小規模な失敗以後、いろいろこの人の書いた漫画を読んでみたんですが、例にもれず私の読む漫画はけっこうなマイナー漫画でして、売ってないんですよ、普通の書店には。
わけがわからない。こんな面白いのに置いてないなんて世の書店はバカなのだろうか、見る目がないのだろうか。小学生からやり直したほうがいいのではないだろうか。とかなんとか思うわけです。
しかしですね、なんか最近、近くの本屋に僕の小規模な生活が置いてあったので、私はこれからその本屋でだけ本を買おうと思います。
はい、それだけです。
なんか眠くなってきたので寝ます。おやすみなさい。
あのですね。スピリッツという週刊漫画誌にですね。日本沈没という漫画が連載されているんですよ。
いわずとしれたあの日本沈没の漫画版ですね。
絵柄とかちょっとアレな感じですが、そしてストーリーもちょっとアレですが、それでもなんか自分はこの漫画好きでして、ず~とスピリッツで追ってたんですが、このたびめでたく最終回一歩手前をむかえました。
ビックリしました。
今週のスピリッツ。日本沈没には少しばかり驚かされました。
なんかいつものようにスピリッツの最後のほうをパラパラとめくり、日本沈没という題名をみつけ、読み始めようとしたら……
~以下本編~
「おめでとう」
「おめでとう」
「おめでとう」
~以下略~
……なんだこれは!?
いやもう、本当に驚きましたよ。
「エヴァンゲリオンかよ!! エヴァンゲリオンの最終回かよ!! 打ち切りか!? 打ち切りなのか!?」
といった感じで叫びそうでした。
いやもう、自虐というかなんというか……やっちゃったぜ☆みたいな感じです。
それにしても、最終回ですか。
なんか、私が読んでる漫画、最近最終回やら打ち切りやらがいっぱいでどうしたもんでしょうか。
週刊少年サンデーで、中学校のサッカー漫画があったのですが、それも本誌連載が終了して、web漫画化するらしいですし……
ハアという感じです。
アンケート用紙とかちゃんとだしたほうがいいんですかね。
ふう・・・・・・世知辛い世の中になったものですですです。
いわずとしれたあの日本沈没の漫画版ですね。
絵柄とかちょっとアレな感じですが、そしてストーリーもちょっとアレですが、それでもなんか自分はこの漫画好きでして、ず~とスピリッツで追ってたんですが、このたびめでたく最終回一歩手前をむかえました。
ビックリしました。
今週のスピリッツ。日本沈没には少しばかり驚かされました。
なんかいつものようにスピリッツの最後のほうをパラパラとめくり、日本沈没という題名をみつけ、読み始めようとしたら……
~以下本編~
「おめでとう」
「おめでとう」
「おめでとう」
~以下略~
……なんだこれは!?
いやもう、本当に驚きましたよ。
「エヴァンゲリオンかよ!! エヴァンゲリオンの最終回かよ!! 打ち切りか!? 打ち切りなのか!?」
といった感じで叫びそうでした。
いやもう、自虐というかなんというか……やっちゃったぜ☆みたいな感じです。
それにしても、最終回ですか。
なんか、私が読んでる漫画、最近最終回やら打ち切りやらがいっぱいでどうしたもんでしょうか。
週刊少年サンデーで、中学校のサッカー漫画があったのですが、それも本誌連載が終了して、web漫画化するらしいですし……
ハアという感じです。
アンケート用紙とかちゃんとだしたほうがいいんですかね。
ふう・・・・・・世知辛い世の中になったものですですです。
『トクボウ朝倉草平』という漫画あるのですが、そしてこれを私は買って読んだのですが、とてつもないめちゃくちゃ加減をかもしだしつつもそこにはリアルティがあり、なんだか久しぶりに漫画面白れーという心境に至れました。
警察庁という機関をご存知でしょうか。警視庁ではないです。警察庁です。なんか犯罪捜査とかはしないで、管理職の親玉のようなものらしいです。
で、この漫画は警察庁に所属している、警察庁生活安全局特殊防犯課指導係、朝倉草平が、いろいろと行政指導しまくるという漫画になっています。
行政指導ですよ?
今まで、警察漫画で、行政指導とかいう側面に着目した漫画があっただろうか、いやない。
行政指導というのは、行政の行為形式の一つであり、法的効果のない事実行為です。
この行政指導というのは、法的拘束力がないというところにミソがあり、そして相手の任意的協力のもとにその行政指導の目的を達成しようというのが根幹にあります。
任意的です。
任意的です。
大事なことだから二度いいました。
で、この朝倉草平の行う行政指導は一味違います。
行政指導といって、人材派遣会社社長に拳銃をぶっぱなしたり。
行政指導といって自衛隊の一等海佐を亀甲縛りよろしく締め上げたり。
エトセトラエトセトラといった感じで、変態はいってて「あー、死にたい」と口癖のように言いまくる太宰的沈鬱さをもった朝倉警視は今日も今日とて行政指導にはげみます。
明らかに違法です。本当にどうもありがとうございました。
行政指導といっても、有形力の行使なんて論外なわけで、もはや基本的人権なにそれという感じの国家権力の行使はなんとも潔いです。
行政指導というのは、相手の任意協力のもとで行われるから事実行為なのであり、事実行為で法的拘束力がなく、権利義務を侵害しないからこそ、その広範な指導が許されるのであります閣下。
というか、もはやこれ憲法違反ですよ。
拷問はいってるから憲法36条違反。
明らかにその身体的自由を奪ってるから憲法31条違反。
自白強要さえしちゃうので、憲法38条1項違反。
これらの条文は刑事手続における規定ですが、行政手続の場合であっても条文の趣旨を貫徹するためにはこれらの規定を及ぼす必要があるということで一つ。
「めちゃくちゃだ!」
「だけどそこがいい!」
「とりあえず自宅警備隊編は名作だ!」
などなど、
なんか色々書きましたが、とにかく面白かったということは事実です。
朝倉の性格がすばらしいと思います。あとツンデレ上司とかもツボですが一番はやはり北柴田由美子ですね。あ、あのツリ目が!!
警察庁という機関をご存知でしょうか。警視庁ではないです。警察庁です。なんか犯罪捜査とかはしないで、管理職の親玉のようなものらしいです。
で、この漫画は警察庁に所属している、警察庁生活安全局特殊防犯課指導係、朝倉草平が、いろいろと行政指導しまくるという漫画になっています。
行政指導ですよ?
今まで、警察漫画で、行政指導とかいう側面に着目した漫画があっただろうか、いやない。
行政指導というのは、行政の行為形式の一つであり、法的効果のない事実行為です。
この行政指導というのは、法的拘束力がないというところにミソがあり、そして相手の任意的協力のもとにその行政指導の目的を達成しようというのが根幹にあります。
任意的です。
任意的です。
大事なことだから二度いいました。
で、この朝倉草平の行う行政指導は一味違います。
行政指導といって、人材派遣会社社長に拳銃をぶっぱなしたり。
行政指導といって自衛隊の一等海佐を亀甲縛りよろしく締め上げたり。
エトセトラエトセトラといった感じで、変態はいってて「あー、死にたい」と口癖のように言いまくる太宰的沈鬱さをもった朝倉警視は今日も今日とて行政指導にはげみます。
明らかに違法です。本当にどうもありがとうございました。
行政指導といっても、有形力の行使なんて論外なわけで、もはや基本的人権なにそれという感じの国家権力の行使はなんとも潔いです。
行政指導というのは、相手の任意協力のもとで行われるから事実行為なのであり、事実行為で法的拘束力がなく、権利義務を侵害しないからこそ、その広範な指導が許されるのであります閣下。
というか、もはやこれ憲法違反ですよ。
拷問はいってるから憲法36条違反。
明らかにその身体的自由を奪ってるから憲法31条違反。
自白強要さえしちゃうので、憲法38条1項違反。
これらの条文は刑事手続における規定ですが、行政手続の場合であっても条文の趣旨を貫徹するためにはこれらの規定を及ぼす必要があるということで一つ。
「めちゃくちゃだ!」
「だけどそこがいい!」
「とりあえず自宅警備隊編は名作だ!」
などなど、
なんか色々書きましたが、とにかく面白かったということは事実です。
朝倉の性格がすばらしいと思います。あとツンデレ上司とかもツボですが一番はやはり北柴田由美子ですね。あ、あのツリ目が!!
「アニメがお仕事」という漫画をついに読み終えることができました。
苦労しました。
なにがって、この漫画は発行部数が明らかに少ないようなきがするというか、普通の本屋ではまったく置いていないようなものでして、そろえるのが非常にムズかしいと、そういうわけです。
まあ、出版社じたいが少年画報社でマイナー路線一直線なわけですが、なんの因果かこの漫画を知り、その魅力にとりつかれたわたしは、古本屋やらをはしごしながらなんとかかんとか全巻そろえることができたのです(なんだこの堅い文体)
面白い。
この漫画家さんはアニメーター出身ということで、絵とかが普通の漫画とは違うようなきがするんですよね。
淡い線というか、漫画的なレイアウトではなくてアニメ的というか……
その微妙な呼吸みたいなものが、普通の漫画とは違っていて、いいあじをだしているなーと思いました。
ところどころ背景少なめで何をリアルティに欠けるところもあるんですが、そこはだからこそ人物が映えると申しましょうか。
あとはなんといってもキャラの表情がこれでもかというぐらいに豊かなんですよね。
いや、もう豊かすぎて「作者さん、キャラの心理描写いらないよこれ。表情だけで十分だよ」みたいな。
で、肝心な内容なんですが、これは好きと嫌いが大きくわかれるんじゃないですかね。
題名のとおり、アニメーターという仕事についての漫画なんですが、これでもかというくらいにアニメ業界の暗黒面について触れられているので、そういうのになれてないと欝になるというか。
この漫画は、売れる漫画にしようとすればアホのように売れる素質をもっているのでしょうが、作者も編集者もあえて、この路線でいったといいましょうか。
なんか偉そうなことを書きますが、ここまで絵がよくて、コマわりがすばらしくて、ストーリーも練られているんですから、もっとライトに頭悪げに人間の表層的な部分だけを書いてれば、それはもう万人受けしてウハウハだと思うんですけどね。
わたしはこっちのほうが好きですし、過剰なまでの心理描写と主人公にどとうのようにふりかかる災厄と、周りの人間の悪意を「これでもか! これでもか!」とばかりに描くのも大好きなんですが、しかし万人受けはしないでしょうね。
嫌なことは忘れて虚構の世界ではいい気分になりたいというのが今のというか昔からのトレンドだと思うので、万人受けだけはしないのでしょうが……でも好きですねわたしはこの漫画。
主人公がこれまたぶっ飛んでてというか、ラノベ的な非人間で現実にはいないようなキャラというわけではなくて、あまりにも人間人間しててリアルすぎて逆にこんな人間いないんじゃないかと思うくらいの過剰さで、そこがいいというか。
リアルをつきつめても、個性豊かなキャラになるというのをはじめて知りました。いやしかし、こんな人間いるのかな……と漫画の中のキャラを現実ではどうなのかなんて考えてしまうほどに、この漫画はリアルですね。
アニメ業界がここまでヒドいとはさすがに思えませんが、その一面を見せてくれるという意味でもすばらしいです。
とにかく面白かったので、この作者さんが次作品をだしたら読んでみようと思いました。
苦労しました。
なにがって、この漫画は発行部数が明らかに少ないようなきがするというか、普通の本屋ではまったく置いていないようなものでして、そろえるのが非常にムズかしいと、そういうわけです。
まあ、出版社じたいが少年画報社でマイナー路線一直線なわけですが、なんの因果かこの漫画を知り、その魅力にとりつかれたわたしは、古本屋やらをはしごしながらなんとかかんとか全巻そろえることができたのです(なんだこの堅い文体)
面白い。
この漫画家さんはアニメーター出身ということで、絵とかが普通の漫画とは違うようなきがするんですよね。
淡い線というか、漫画的なレイアウトではなくてアニメ的というか……
その微妙な呼吸みたいなものが、普通の漫画とは違っていて、いいあじをだしているなーと思いました。
ところどころ背景少なめで何をリアルティに欠けるところもあるんですが、そこはだからこそ人物が映えると申しましょうか。
あとはなんといってもキャラの表情がこれでもかというぐらいに豊かなんですよね。
いや、もう豊かすぎて「作者さん、キャラの心理描写いらないよこれ。表情だけで十分だよ」みたいな。
で、肝心な内容なんですが、これは好きと嫌いが大きくわかれるんじゃないですかね。
題名のとおり、アニメーターという仕事についての漫画なんですが、これでもかというくらいにアニメ業界の暗黒面について触れられているので、そういうのになれてないと欝になるというか。
この漫画は、売れる漫画にしようとすればアホのように売れる素質をもっているのでしょうが、作者も編集者もあえて、この路線でいったといいましょうか。
なんか偉そうなことを書きますが、ここまで絵がよくて、コマわりがすばらしくて、ストーリーも練られているんですから、もっとライトに頭悪げに人間の表層的な部分だけを書いてれば、それはもう万人受けしてウハウハだと思うんですけどね。
わたしはこっちのほうが好きですし、過剰なまでの心理描写と主人公にどとうのようにふりかかる災厄と、周りの人間の悪意を「これでもか! これでもか!」とばかりに描くのも大好きなんですが、しかし万人受けはしないでしょうね。
嫌なことは忘れて虚構の世界ではいい気分になりたいというのが今のというか昔からのトレンドだと思うので、万人受けだけはしないのでしょうが……でも好きですねわたしはこの漫画。
主人公がこれまたぶっ飛んでてというか、ラノベ的な非人間で現実にはいないようなキャラというわけではなくて、あまりにも人間人間しててリアルすぎて逆にこんな人間いないんじゃないかと思うくらいの過剰さで、そこがいいというか。
リアルをつきつめても、個性豊かなキャラになるというのをはじめて知りました。いやしかし、こんな人間いるのかな……と漫画の中のキャラを現実ではどうなのかなんて考えてしまうほどに、この漫画はリアルですね。
アニメ業界がここまでヒドいとはさすがに思えませんが、その一面を見せてくれるという意味でもすばらしいです。
とにかく面白かったので、この作者さんが次作品をだしたら読んでみようと思いました。